2007年4月に息子が一週間入院しました。
入院する一週間前からずっと38度台の熱があり、中耳炎にもなっていて。
食欲もあるし元気だったので、小児科から処方された薬で様子をみていました。
母が心配し「1度大きな病院で見てもらったら?」と言う事で県立病院の小児科へ。
たまたま副院長診察の日で、通っていた耳鼻科のカルテもFAXで取り寄せ
「熱が細菌性ならば、点滴を打ちながら当たりの抗生物質を探しましょう。
後、中耳炎が小耳症の耳に悪さをしていないかもCTも取ってみましょう。
点滴を続けた方がいいから今日から入院出来ますか?」と言う事で即入院に。
一瞬考えたけど、耳のCTを撮った事無いし、熱が続いている原因がわかるなら。
と入院を決めました。何より副院長の話は説得力があった(笑)。
でも結局副院長に会ったのは診察の時だけ。
後は担当医2人が対応・・・そんなものね。
検査入院のような感覚で入院したのに血液検査の
結果もなかなか出ないし、退院の日も未定との事。
ただひたすら点滴と抗生物質を打つ毎日。
2日後やっとの血液検査結果も全く問題無し。
食欲も旺盛。ただベッドの上のみの生活が
退屈で降りたいとよくぐずりました。
この病院は幼い子供は24時間看護が決まりで、
昼は母にお世話をお願いしました。
夜は仕事帰りの私が泊まり、また朝母と交代。
ただ息子、昼間は退屈でぐずる事が多く、
抱っこをしてもしなくても暴れたりするので、
後半は母の体調を考え夫を呼び戻しました。
息子は24時間点滴をしたままなので、看護婦さんから
「寝返りをした時体に巻きつかないようと、
寝ぼけて抜かないように気をつけて下さいね。」
と説明があり、これまた緊張。
慣れるまでは夜はほとんど眠れませんでした。
結局熱が下がるまでの1週間入院。点滴5日間。
入院理由の不明熱も、カルテには不明熱のままで終了。
中耳炎も自然に治ったようなもの。
CTの結果の話も耳鼻科の先生と、小児科の担当医2人から説明を受けたけど、
息子が幼く耳の構造も小さいのでよく見えず、はっきりとした説明が無い。
挙句担当医、小耳症について詳しくないのは仕方ないとして、
「いじめとかがあると可哀相ですしね。小学生までに手術をしては・・・」
いい加減担当医の頼りなさにウンザリだった私。ムッとしてしまい、
「夫婦で小耳症について整理は出来ています。小耳症の心配は結構です。
今は小耳症の説明を受けに来た訳ではなく、副院長の話にあった中耳炎の影響
について聞かせて頂けますか?後、息子の不明熱は不明熱のまま終了ですか?
先生方の考えをお聞かせ下さい。」
と最高に生意気発言を先生達に向かって言ってしまいました。
大人な夫がいなかったのが悪かった。疲れてた八つ当たりかも。先生ゴメンね。
私達夫婦は、息子が
「耳のことで嫌な思いをする事があるだろう」
と思っています。そしてその時の息子を
受け止める心の準備もしているつもり。
「ある」と思ってて無ければ「ラッキー」でしょ?
「いじめられたらどうしよう?」
なんて思っているより断然前向きだという結論 笑。
1m×0.5mぐらいの柵付ベッドで、
点滴をし続けてた1才半の息子。
元気に帰ってきた今だから言えるけど、
捕まえられた小さなお猿さんみたいでした。
こっちの言う事を半分以上理解出来ない子供の入院の大変さが、息子が入院して
初めてわかりました。ぐずっても話で納得させられないのが辛かったな。